「本当に杜だった」宮城県仙台市

宮城県には何度か足を運んでいます。鳴子温泉、秋保温泉、作並温泉、遠刈田温泉をはじめとする温泉地。海側の松島など。その度に仙台駅に降り立ってはいましたが、仙台市内を歩いたことはありませんでした…。ということで、この夏、仙台に住む友人を訪ねがてらフィードワークをしてきましたので、その様子を備忘録。
仙台駅から市営地下鉄に乗り換えて降り立ったのは泉中央駅。地下鉄の雰囲気は東京メトロと変わりありませんでしたが(関西の地下鉄に乗ると明らかに違うのですが)、都内と異なる点は外国籍の方が少ないこと!都内の車両内では周りを見れば旅行客のみならず働き住んでいる外国籍の方ばかりの時がありますから、その点は大きく違うと感じました。

泉中央駅から車で約30分走れば大崎市に入り広がる田園風景。

ランチをしたのは「Cafe MIKUNI」手入れされた庭とログハウス。料理は手仕事が分かる洋食です。

田んぼを眺めるテラス。ランチのみの営業ですが、宿泊もできるようになったら人気が出そうな場所ですね。

酒蔵「一ノ蔵」で酒蔵見学。社章は4つの桝の組み合わせ。父が晩酌にしていた酒なのでラベルを覚えていましたが、4つの酒蔵が合併したとは知らなかったです。

試飲後はお土産タイム。酒蔵限定の四合瓶を買って帰りました。

帰る日の中途半端な時間をどうしようかと思っていたところ「るーぷる仙台」に助けられました。仙台市内の主な観光スポットをめぐるコミュニティバスで、車窓からは緑がモサモサモサ茂っている風景が流れていきます。そして、東北大のキャンパス多し。こちらの写真は、仙台を杜の都にした伊達政宗が市内に水を引いたとされる用水路の跡。るーぷる仙台のバス停となる大崎八幡宮の門前で見られます。

大崎八幡宮は国宝。にもかかわらず、市民の生活と一体化するようにひっそりと佇んでいました。

ところが、本殿に近づくと黒い漆と朱色と金色と豪華絢爛な社殿があらわれました。

上方に負けない伊達な文化の一面。

今回の仙台の旅で新な発見をしたのが米粉パンの美味しさ。米粉パン専門店「MonaMona」の店内には、ササニシキのクズ米を使用して作られたパンがズラリ。総菜パンから菓子パンまで種類が多く、しかもお手頃価格。

なかでも気に入ったのがクルミのバケットと玄米食パン。トーストするとオコゲのように香ばしく歯触りはモチモチ!仙台駅構内にも支店があるので東京まで買って帰ったぐらいです。

ザ・観光地ではない市街地への旅。人々の暮らしを覗ける感じにワクワクします。(y.y.)