としまコミュニティ大学~レスポンシブルツーリズム~
去る、7月15日。東京都豊島区が主催する「としまコミュニティ大学」へ川村学園女子大学の講師として登壇してきました。としまコミュニティ大学は、豊島区と区内大学が協働として開講する講座で、幅広く生涯学習を支援する内容となっています。
今年の講座のキーワードは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)から選択するということで、「働きがいも経済成長も」「つくる責任つかう責任」の二つとし「ホテル旅館どう選ぶ?いまどき宿探しの極意」という講座タイトルでお話しさせていただきました。受講生の方の宿探しに新たな視点が加わることを願って。
昨今、ホテル、旅館、民宿、グランピング、ゲストハウス等、多種多様なデザインや機能をもった宿泊施設の形態が市場から求められるなか、提供側ではSDGsの視点を踏まえた認証制度の整備も始まっており、公益財団法人東京観光財団の研究による「東京サステナブル情報マニュアル」では「レスポンシブルホテル」なる言葉も登場しています。
今後、このような環境・社会・文化への取り組みを測る指標は、宿泊予約サイトをはじめとする流通に宿泊施設が乗る際、予約者から求められる選択の基準となってくるのではないでしょうか。
ところで、私がおすすめする宿探しのポイントは幾つかあるのですが、前にも増して注目している形態は民宿です。ミニマムでコンパクトでローエネルギーな民宿には、私たちが生きるためのヒントが詰まっているように思うのです。
受講者の皆様ありがとうございました。また、豊島区のどこかでお会いしましょう!