地域おこし協力隊 研修会

総務省「地域おこし協力隊 起業・事業化研修」。2014年から観光(宿泊・旅行)グループの講師を井門観光研究所の研究員として務めさせて頂いておりますが、3月9日に今年度分を行ってまいりました。参加者は全国から約100名!初の試みとしてオンラインの研修でした。

前々から観光グループでは、全国から集まった協力隊の皆さんが共創し合うためのディカッションの場を用意し、各隊員が地域へ戻って話したくなるような学びを得ることを目的としてきました。

しかしオンラインとなった今年。そのような共創の場をどうつくるか…を思いあぐねておりましたが、受講生の皆様のご理解もあり何とか無事に終えることができました。ありがとうございました!

グループワークは、宿泊・旅行・その他、の分野でブレイアウトルームに分かれ、先ずは各々の壁を共有し、その壁を解決すべくお互いの知恵や経験を出しあう時間としました。これは盛り上がっていましたね。それぞれの市町によって条件や状況が本当に異なりますから、真似ができる良いエッセンスを自分の地域へ持ち帰ってくれることでしょう。

講師としての難題は個人ワークでした。時間内に個人の事業構想へどう落とし込んでもらうか…。リアルの会場であれば紙へ書き込んでもらうのですがオンラインの場合どうするか…。これは、Googleスプレッドシートが功を奏しました。受講生がシートに記入している内容や進み具合も同時進行で見ることができますし、グループ内では他のメンバーが書いている内容を見ることもできます。リアルの研修会場であれば、そこまで1人1人が書いているシートの中身を見にいくことって難しいですよね。その点、全部を俯瞰してみることができたので、最後に発表者を選抜するための材料にもなりました。

研修自体は無事に終えることができましたが、受講生の方はどのようにお感じになられたのか。アンケートを拝読したいと思います。地域へ出向くと必ず会うようになった協力隊の皆さん。今年はどんな方と出会うのか楽しみでなりません。おつかれさまでした!